「グレン・グールド 27歳の記憶」 - 文芸・ジャーナリズム論系／大学院・現代文芸コース　公式ブログ

今年はグールドの生誕75周年なんですね。それにともないＣＤも書籍も出ていますが、現在銀座テアトルシネマと吉祥寺バウスシアターにて、両方ともモーニングショーとレイトショーで「グレン・グールド 27歳の記憶」を上映しています。バウスシアターの説明文から引用。

22歳で録音した《ゴールドベルク変奏曲》がクラシックの常識を破るベストセラーとなり、世界中の賞賛を浴びながら、32歳で全てのコンサート活動から身を引いたグレン・グールド(1932-1982)。[……]
この映画はグールドの若き日の輝きを60分に凝縮した貴重なフィルム。トロント郊外の別荘で独りピアノに陶酔する姿やニューヨークのスタジオでのスリリングな録音風景などが生き生きとした臨場感をもって描かれている。
映画でしか聴けない珍しい曲あり、真骨頂のバッハあり。とくにスタジオで全神経を集中させてのバッハ《イタリア協奏曲》はドラマ以上に感動的なクライマックスである。

別荘でのグールドのエキセントリックかつ超絶的なピアノ演奏は、見ているだけで総毛立つものが。そして彼が河岸を犬と散歩するシーンやインタビュー、レコーディングの風景が見られるのは貴重。