クマグスの森

クマグスの森展

外苑前のワタリウムでは、「クマグスの森展―南方熊楠の見た夢」が(10月からやっていますが)2月3日まで開催しています。

展覧会、第一章は「世界を放浪する」。19歳の熊楠は、東京大学予備門を退学して、突然アメリカへと旅立つ。以来33歳で貧窮のためロンドンから帰国するまでの14年、南米、ヨーロッパなど各地を放浪している。そこで熊楠の観たものを検証する。 (4階)
第二章は「熊楠の内的宇宙」と題して、夢や身体、タブー論や民俗現象などを取り上げる。本展ではじめて公開される多くの興味深い資料によって熊楠の知られざる一面が登場する。(3階)
第三章は、「森の命」。熊楠が那智で実施した生物研究の成果は圧倒的な数の標本によって遺されている。地を這い、空を飛ぶ粘菌、海藻、昆虫など。今回は国立科学博物館の協力により400点のきのこ図譜の展示が実現した。熊楠の手で丁寧に彩色された図譜は驚くほど生命力に溢れ、絵画を超えた美しさを持つ。また、「熊楠シアター」では那智の自然や熊楠の4チャンネル映像を映す。(2階)

とのことです。
あと、本日19時からは「吉増剛造プレゼンツ トーク&映画上映 マルコ・マッツィ作品 VOYAGER」という企画がある様子。要予約とのことです。