小沼先生新刊

小沼純一先生が『ミニマル・ミュージック―その展開と思考』(青土社)の増補新版と『はたらくって何?―あたらしいシゴト論』(アスペクト)を刊行されました。

ミニマル・ミュージック 増補新版―その展開と思考

ミニマル・ミュージック 増補新版―その展開と思考

反復と差異に着目し、〈音の現前化〉にたちあう新たな音楽体験をもたらしたミニマル・ミュージック。――ラ・モンテ・ヤング、テリー・ライリー、スティーヴ・ライヒフィリップ・グラスら、4人の代表的音楽家の活動のあとをたどり、シーンの先端で多彩な展開をみせる、ミニマリスムの新しい動向をさぐる。
新たにライヒ、グラスへのインタビュー/論考を増補

はたらくって何?―あたらしいシゴト論

はたらくって何?―あたらしいシゴト論

会社がいやだ、仕事がきらい、惰性ではたらいているーー。そんな人は、考え続けてください。自分の仕事が社会や世界につながることを。きらいだからこそ「仕事」になるってことを。
 この本には、そんな、いままでだれも教えてくれなかった仕事を考えるヒントが、つまっています。企業にかつてのような「おおらかさ」がなくなってしまった今だからこそ、若い人には「自分なりのシゴト観」「自分だけの職業観」を持ってほしい。
 ブランドや待遇だけで企業を選んで「幸せ」になれるのか。一生懸命働けばそれでいいのか。そんなことはありません。懸命に働くことは大事だけど、「思いつめすに働く」「惰性で働く」ことだって、立派なシゴト観なのです。
 この本は、つまりシゴトに対する深くて新しい考え方をつくりあげるための「シゴト観教科書」なのです(巻末に、サントリー窓際OL・エッセイストの斎藤由香さんとの「はたらくって何」対談付き)。読むとシゴトが楽しくなります。

とのことです。
余談ですが、後者の出版元のアスペクトでは昨年講演をしてくださった角田光代さんの「つれづれ日記」が連載中です。こちらもチェキラ。