青春のロシア・アヴァンギャルド展

マレーヴィチ「農婦、スーパーナチュラ

今週末の21日(土)より、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムでは「青春のロシア・アヴァンギャルド展 シャガールからマレーヴィチまで」が開催されます。20世紀初頭ロシアの急進的芸術運動の勢いが感じられそう。

 1999年に開館したモスクワ市近代美術館は、20世紀前半に花開いた“ロシア・アヴァンギャルド”の中心的な役割を果たした画家たちの作品を所蔵する美術館です。そのコレクションの中核をなす作品の多くは、現在の総裁であるズラーブ・ツェレテーリ氏により海外から買い戻されたものです。
 本展は同館が所蔵する、ロシア時代のマルク・シャガールからナターリヤ・ゴンチャローヴァ、ニコ・ピロスマニ、そしてカジミール・マレーヴィチ等の作品により、西洋との影響関係を保ちつつも、独自の前衛芸術を形成し、発展させた20世紀ロシア美術の流れを展観します。マレーヴィチ、ピロスマニ各10点をはじめ、全30作家による70作品が集結。モスクワ市近代美術館の所蔵作品をまとめて紹介する、日本で初めての展覧会となります。