「書く/読む/女性」

お茶の水女子大学ジェンダー研究センターでは、7月2日に詩人の関口涼子さんを招き講演会をされるそうです。詳細はこちらで。

日仏詩人 関口涼子 講演会&朗読会「書く/読む/女性」 

 本年度のIGSセミナーでは、詩人の関口涼子氏をお招きします。パリ在住の関口さんは、日本語とフランス語の二言語で作品を発表しています。その経験から、女性が書くこと、外国で作家として書くこと、母国語でない言葉で書くこと、などについて、ご本人の経験をもとにお話いただきます。また、「女性が読む」とは、女性の社会進出につながる、とお考えです。この観点から、日本とフランスの社会や文化、女性の地位の違い、などについてもお話いただきます。また、ご自身の代表作『二つの市場、ふたたび』(課題図書)についても、内容などについてお話いただきます。文学に興味のある方、フランスに興味がある方、翻訳について興味のある方、など、どなたでも大歓迎です。どうぞご参加下さい。

講師 関口涼子(詩人・翻訳家)
日時 7月2日(木曜日)14:00―16:00
場所 お茶の水女子大学 本館 135号室 カンファレンスルーム
プログラム
講演/『書く女性。読む女性。』
朗読/『二つの市場、ふたたび』(書肆山田) Deux marchés, de nouveau (P.O.L.éditeur)
講師紹介 1970年生まれ。パリ在住。詩人。翻訳家。1996年東京大学総合文化研究科博士課程満期退学。17歳で第26回現代詩手帖賞受賞。 1993年に書肆山田より『カシオペ・ペカ』を出版。その他の代表作に『二つの市場、ふたたび』(2001年)など。1990年代後半に パリに拠点を移し、仏語による執筆を開始。『CASSIOPÉE PÉCA』cipM(2001年)『Deux marchés, de nouveau』P.O.L. éditeur (2005年) など多数出版。
その他の詩集に『(com)position』 『発光性diapositive』 『熱帯植物園』 『グラナダ詩篇』 (以上、書肆山田) 『Calque』(P.O.L.) 『Apparition』(Les Cahiers de la Seine) 『Le monde est rond』(Créaphis) 『Héliotropes』(P.O.L.éditeur) 『Adagio ma non troppo』(Le Bleu du ciel)など。エッセイに吉増剛造との共著『機――ともに震える言葉』(書肆山田)。
訳書 ラヒーミー『灰と土』(インスクリプト)、ジャン・エシュノーズ『ラヴェル』(みすず書房)。
申込み方法
参加ご希望の方は、お名前、所属先、連絡先(メールアドレス)を明記の上
yamade.yuko@ocha.ac.jp (件名に「関口涼子講演会参加希望」)
までお申し込み下さい。
課題図書 『二つの市場、ふたたび』(書肆山田)
お茶の水女子大学生協にて購入いただけます。 またお茶の水女子大学附属図書館にて閲覧いただけます。