『村上春樹とハルキムラカミ 精神分析する作家』

論系の芳川泰久先生が、この度、新しく村上春樹論を刊行されました。芳川泰久著『村上春樹とハルキムラカミ 精神分析する作家』(ミネルヴァ書房)です。論系室にも置いてありますので、ぜひ御覧ください。

いかなる研究者や批評家よりも、村上春樹は早く、そして速く、動いてきたのではないかと思う。その根源にあるのは何か。それが分かれば、今後の村上春樹の動向をふくめて理解できるだろう。本書は、そこを解明するために書かれている。ここには、村上春樹が触れ得た到達点も、その意味もふくめて、書いたつもりである。村上春樹を追い抜くために、読まれてほしいと願っている。(「序章」より)

これからも、論系の先生方の著書を紹介していく予定です。チェックしていてください。

村上春樹とハルキムラカミ―精神分析する作家

村上春樹とハルキムラカミ―精神分析する作家