論系の芳川泰久先生が、この度、新しく村上春樹論を刊行されました。芳川泰久著『村上春樹とハルキムラカミ 精神分析する作家』(ミネルヴァ書房)です。論系室にも置いてありますので、ぜひ御覧ください。
いかなる研究者や批評家よりも、村上春樹は早く、そして速く、動いてきたのではないかと思う。その根源にあるのは何か。それが分かれば、今後の村上春樹の動向をふくめて理解できるだろう。本書は、そこを解明するために書かれている。ここには、村上春樹が触れ得た到達点も、その意味もふくめて、書いたつもりである。村上春樹を追い抜くために、読まれてほしいと願っている。(「序章」より)
これからも、論系の先生方の著書を紹介していく予定です。チェックしていてください。
- 作者: 芳川泰久
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2010/05/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (1件) を見る