「文学の触覚」展

群像 2008年 01月号 [雑誌]

群像 2008年 01月号 [雑誌]

今月号の『群像』では、東京都写真美術館で今週末の15日から開催される展覧会「文学の触覚」展と組んだ形で、川上弘美平野啓一郎松浦寿輝舞城王太郎穂村弘各氏の寄稿による特集が組まれています。「純文学と視覚芸術・メディアアートとの接点に焦点をあて、現代に活躍する文学作家とメディアアーティストのコラボレーション」とのことで、どんなことになるのか、興味深いところ。以下写真美術館のHPより(カコミ数字のみ表記の問題で改変して引用)。

■会期:2007年12月15日(土)→2008年2月17日(日)
※2007年12月28日(金) 10:00〜18:00
※2008年1月2日(水)〜4日(金)年始特別開館 11:00〜18:00
■休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
■会 場:地下1階映像展示室
■料 金:一般 500(400)円/学生 400(320)円/中高生・65歳以上 250(200)円
※1月2日(水)は無料
※( )は20名以上の団体および上記カード会員割引料金
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料 
東京都写真美術館友の会会員は無料 ※第3水曜日は65歳以上無料

本展では、純文学と視覚芸術・メディアアートとの接点に焦点をあて、現代に活躍する文学作家とメディアアーティストのコラボレーションを行います。本来は読む人のイマジネーションにゆだねられる文学作品の世界を、多様なかたちで視覚化します。
展示を構成する3つのパート、(1)テキストを耳で聴く/目で見る、(2)小説の中に描かれた風景の再現、(3)古典作品へのオマージュ、について、講談社『群像』とNHKエンタープライズの企画協力を得て小説家とアーティストによる新作プロジェクトを制作し、関連事業としてトークや特集刊行を行います。
文学と映像メディアを独自の視点で結びつけ、その共存と、時には競い合う交差を通して、新たな領域と表現の可能性を開拓し探ろうという試みです。参加型の作品群に触れ、私たちの手のひらにこぼれる文学と映像メディアの美しさを体験してみましょう。
■参加予定作家/展示資料
【参加予定作家】
川上弘美/児玉幸子/松浦寿輝/近森基++久納鏡子/平野啓一郎/中西泰人/穂村弘/石井陽子/舞城王太郎/dividual(遠藤拓己+ドミニクチェン+松山真也)/森村泰昌/森野和馬ほか
【資料・コレクション展示】
書籍の「紙型」(協力=工作舎)/収蔵品・貴重本「光と影の大いなる術」「百科全書」ほか