ベルリン在住の作家・多和田葉子氏と、ジャズピアニスト・高瀬アキ氏によるパフォーマンス&ワークショップは、毎年大好評を博し、今年で5回目を迎えます。
多和田葉子氏の音楽性を持った朗読と、高瀬アキ氏の自由なピアノが、ユニークなコラボレーションをする企画です。お二人はこれまでブレヒトやチェーホフ、宇治拾遺物語、東日本大震災など、様々なテーマを舞台化し、大きな反響を呼びました。
多和田葉子氏は芥川賞・谷崎潤一郎賞・泉鏡花文学賞、野間文芸賞、早稲田大学坪内逍遙大賞などを授与された、本学卒業の日本語作家であると同時に、ドイツ語でも創作を続け、ゲーテメダルなどを受賞しています。高瀬アキ氏はアメリカやヨーロッパで活躍を続けるコンテンポラリージャズの第一人者で、自ら作曲も手がけます。
ドイツを拠点に世界的に活躍するお二人の豪華な共演をお楽しみください。
1. パフォーマンス「白拍子vs黒拍子」
昨今、日本でも芸術の世界に、様々な形で「規制」がかかるようになってきている。体制批判の作品が撤去を要求されたり、反原発アートへの展示会場の貸与が拒否されたり。歴史上、芸術や学問への弾圧は珍しくないが、先人たちはそのような「規制」とどのように向き合ってきたのだろうか。権力と芸術の関係について、切実な問いを投げかける。
2.ワークショップ「言葉と音楽 Vol.5」
「文学を音楽に翻訳する」というテーマで、参加者に多和田作品を読んで自由にイメージした音楽を創ってきてもらう。どのような音が舞台上に流れるか、ご期待ください。
★開催日時
1.パフォーマンス「白拍子vs黒拍子」
2014年11月12日(水)18時30分-20時30分(開場18時)
2.ワークショップ「言葉と音楽 Vol.5」
2014年11月13日(木)16時30分-18時30分(開場16時)
★会場・費用等
小野記念講堂(27号館小野梓記念館地下2階)
入場無料・申込不要・全席自由(先着200名)
一般の方も入場可能 ※未就学児入場不可
★出演
★問い合わせ先
文化構想学部 文芸ジャーナリズム論系 松永美穂研究室 03-5286-3637
文化企画課 03-5272-4783(月〜金 9時-17時) art-culture@list.waseda.jp