郷愁とアイデンティティ 日系ブラジル人の思い・言葉・芸能

ジュンク堂書店新宿店では、9月19日(金)、音楽評論家の細川周平さんが早稲田でも教鞭をとられている菅啓次郎先生と、新刊発売を記念してトークショーを行われるようです。日系ブラジル移民と音楽文化の関わりがメインになりそうな感じで興味深い。こちらのページより引用。

郷愁とアイデンティティ 日系ブラジル人の思い・言葉・芸能
細川周平×管啓次郎
■2008年9月19日(金) 18:30〜
会 場:新宿三越アルコット8F「ジュンク堂書店 喫茶コーナー」
参加費:1000円(ワンドリンク代込み)
定 員:40名(定員になり次第〆切になります)
申込み:ジュンク堂書店 新宿店7Fカウンターにて またはお電話でのご予約も承ります。(TEL 03-5363-1300)

細川周平さんの新著『遠きにありてつくるもの??日系ブラジル人の思い・ことば・芸能』(みすず書房)刊行を記念し、細川さんと管さんにブラジルと日本人/日本文化について語っていただきます。この本は、郷愁、言語、芸能を軸として日系ブラジル移民の歴史と文化を再考した力作で、厖大な資料との格闘、多年にわたる現地調査に基づく移民研究の集大成です。第?部「芸能」においては、オペラ/カルナバル/浪曲を扱っており、対談に向けて、ふんだんな材料が提示されています。一方、管啓次郎さんは、『ブラジル宣言』(共著、弘文堂 1988)以来、多数の著訳書を通じ、中南米の文学・文化について、読書人に刺激を与え続けてくれている存在です。『ホノルル、ブラジル』(インスクリプト)は傑作エッセー集! さて、日本/ブラジルをめぐってどんなことが語られるか、乞うご期待。

〈講師紹介〉 細川 周平(ほそかわ しゅうへい)
1955年生まれ。国際日本文化研究センター教授。専門分野は、近代日本の大衆音楽、日系ブラジル文化。
著書:『レコードの美学』(勁草書房 1990)、『サンバの国に演歌は流れる??音楽にみる日系ブラジル移民史』(中公新書 1995)、『シネマ屋、ブラジルを行く??日系移民の郷愁とアイデンティティ』(新潮選書 1999
など。
〈講師紹介〉 管 啓次郎(すが けいじろう)
1958年生まれ。明治大学理工学部教授。翻訳者、エッセイスト。専門分野は、比較文学文化人類学南北アメリカの20世紀文学。
著書:『トロピカル・ゴシップ』(青土社 1998)、『コヨーテ読書』(青土社 2003)、『オムニフォン』(岩波書店 2005)、『ホノルル、ブラジル』(インスクリプト 2006)など。

ホノルル、ブラジル―熱帯作文集

ホノルル、ブラジル―熱帯作文集

↑ちなみにこの『ホノルル、ブラジル』を出版したインスクリプトが出している本は、春期に「出版文化論1」を担当された間村俊一先生が全ての本を装丁されています。