明治・大正の雑誌メディア

明治・大正の雑誌メディア

9月20日(土)から飯田橋近くの印刷博物館では「ミリオンセラー誕生へ!−明治・大正の雑誌メディア−」と題して、近代日本の雑誌メディアを紹介する展覧会を行う予定とのこと。12月7日まで。

ミリオンセラー誕生へ!−明治・大正の雑誌メディア−
 雑誌誕生からミリオンセラー誕生までわずか60年
 この60年は印刷、流通の飛躍の時代でもあった
雑誌は、手頃な価格で多くの人々に情報を提供し、啓蒙し、教養を深め、流行を生みだし、趣味娯楽の世界を広げてきました。また時には時代を動かす原動力にもなってきました。
日本では明治期に雑誌は盛んになり、大正から昭和にかけて大衆の読み物となりました。昭和2年には講談社の雑誌『キング』が出版界で初のミリオンセラーを達成し、雑誌は大衆文化を支えるものとして、確固たる地位を確立しました。
本展では、大衆文化を担うメディアへと急速に発展した雑誌の成立過程を3つの時代に区分し、その時代においてどのような雑誌が求められ、読まれていたのかをご紹介します。また、雑誌の部数の拡大、表現の広がりは出版産業の進歩・発展を映し出す鏡でもあります。その過程を、出版業界・印刷業界・流通業界の発達と照らし合わせながら検証します。

また現在は「ポップアップ絵本のできるまで」を展示中。こちらは10月13日まで。