演劇博物館グローバルCOE主催で、10月17日(金)〜19日(日)にかけて「国際研究集会・60年代演劇再考」という大規模なイベントが行われます。
現在の予定では平田オリザ・岡田利規・宮沢章夫らによるシンポジウム「現代からみた60年代演劇」(17日)、パネルディスカッション「黎明期の寺山修司〜映像作品の観点から〜」や佐藤信の対談「運動としての演劇〜演劇センター68/71をめぐって〜」(18日)、蜷川幸雄・唐十郎・別役実の対談(別々の対談です。19日)など、これでもかという布陣で60年代の演劇漬けになる3日間となる予定。詳細は上のリンク先にて。
1960年代、世界同時多発的に起きた演劇運動は、現代演劇の転換点と位置づけられ、なかば神格化されるほどに演劇史上重要視されています。しかし、その具体的検証はこれまで積極的になされてきませんでした。そこで本研究集会では、60年代演劇を多角的・具体的に考察すべく様々な講演・対談・シンポジウムを開催いたします。60年代演劇は、なぜあれほどまでに社会を巻き込む力を持ちえたのか。三日間にわたり、当事者の方々からお聴きします。また、国内の演劇人だけでなく、ニューヨークのラ・ママ実験劇場創立者エレン・スチュワート氏を囲むシンポジウム、日本近現代演劇研究者デイヴィッド・グッドマン氏による連続セミナーも開催いたします。60年代的精神をどのように受け継ぐのか。そして今日の演劇状況とどのように向き合っていくのか考える三日間に、ぜひ足をお運びください。