「魅せられること―コリン・マクフィーの音楽とその時代」小沼純一トークショー

コリン・マクフィー

論系教員の小沼純一先生が『魅せられた身体―旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』(青土社)刊行を記念して、青山ブックセンター本店にてトークショーを行うとのことです。以下HPより。

■2007年12月11日(火)19:00〜20:30(開場18:30〜)
■会場:青山ブックセンター本店内・A空間
■定員:40名様
■入場料:800円(税込)電話予約の上、当日ご精算
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター本店  03-5485-5511
■受付時間: 10:00〜22:00(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)
■受付開始日:2007年11月14日(水)10:00〜 ※トークショー終了後にサイン会を行います。

<イベント内容>
カナダから合衆国、フランスと学んだコリン・マクフィー(1900-1964)は、20年代後半にバリ島のガムラン音楽に触れ、かの地に渡ります。長期に渡り滞在、第二次世界大戦が近づいた頃、合衆国に居を定めますが、不遇の時を過ごします。漸くマクフィーに光があたるようになるのは、50年代も後半、作曲家に残された時間はわずかでした。ここでは、マクフィーが魅せられたガムラン音楽から、マクフィー自身のガムラン編曲、ガムランに影響を受けた作品はもちろん、20-30年代にやはりガムランなどのアジアの音楽に影響を受けて書かれた作品、身近にあったアメリカのモダニズムの音楽、珍しい音源など、実際に触れていただきます。

<書籍紹介>
『魅せられた身体〜旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』 (青土社)小沼純一(著)/税込価格:2,520円

魅せられた身体―旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代

魅せられた身体―旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代

20世紀両大戦間の時代、ガムラン音楽に魅せられ、バリ島に移り住んだ音楽家コリン・マクフィー。晩年まで、東西二つの文化の間を揺れ動きつづけた彼は、何を求め、何を失い、何を得たのか? マーガレット・ミード、グレゴリー・ベイトソンヴァルター・シュピース、アントナン・アルトーアンリ・カルティエ=ブレッソン、アンリ・ミショー、マタ・ハリエズラ・パウンドら同時代人や多彩な文化のめくるめく交錯のもと、“音楽の越境”を体現した先駆者の軌跡を描ききる、秀逸な芸術文化史。

<プロフィール>
小沼純一 (こぬま・じゅんいち)1959年東京生まれ。早稲田大学文学学術院教授。音楽文化論、音楽・文芸批評。第8回出光音楽賞(学術・研究部門)受賞。著書に、『バッハ「ゴルトベルク変奏曲」世界・音楽・メディア』(みすず書房)、『サウンドエシックス』(平凡社新書)、『アライヴ・イン・ジャパン』(青土社)、『武満徹 音・ことば・イメージ』(青土社)ほか。編著に、『あたらしい教科書8 音楽』(プチグラパブリッシング)ほか。翻訳に、シオン『映画の音楽』(監訳、みすず書房)、デュラス『廊下で座っているおとこ』(書肆山田)ほか。詩集に、『サイゴンシド・チャリシー』(書肆山田)、『いと、はじまりの』(思潮社)ほか。

熱帯の旅人―バリ島音楽紀行

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