現在、渋谷のユーロスペースでは「特集上映 佐藤真監督回顧」として、昨年逝去されたドキュメンタリー映画監督である佐藤真氏のレイトショー特集を12日(金)までやっています。なおこの特集上映は16日(火)以降、アテネ・フランセ文化センターにて引き続き行われる予定。詳細は上記それぞれのリンク先のページでご確認ください。
佐藤真 SATO Makoto
1957年、青森県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。大学在学中より水俣病被害者の支援活動に関わる。1981年、『無辜なる海』(監督=香取直孝)に助監督として参加。1989年から新潟県阿賀野川流域の民家で住み込みながら撮影を始め、1992年、『阿賀に生きる』を完成。ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞、など国内外で高い評価を受ける。以降、『まひるのほし』(1998)、『SELF AND OTHERS』(2000)、『花子』(2001)、『阿賀の記憶』(2004)、『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(2005)を発表。他に映画やテレビ作品の編集・構成、映画論の執筆など多方面に活躍。京都造形芸術大学教授、映画美学校主任講師として後進の指導にも尽力。2007年9月4日逝去。享年49。(ユーロスペースのページより引用)
また、東中野の映画館「ポレポレ東中野」では「追悼上映 土本典昭の世界−ドキュメンタリーの海へ−」として、先日亡くなられた映画監督、土本典昭氏の追悼上映を行っています。19日(金)まで。なお同時に「特集上映 Jドキュメント2003-2008」としてこの5年間に撮られたドキュメンタリー映画を上映しています。やはり詳細はリンク先にて。
土本典昭(つちもと・のりあき)
記録映画作家。1928年岐阜県生まれ。岩波映画制作所を経て、1963年『ある機関助士』でデビュー。『ドキュメント 路上』『パルチザン前史』などを発表ののち、1970年代以降「水俣」シリーズ17本を現在まで連作。『よみがえれカレーズ』などアフガニスタン関連作も3本を数える。2008年6月24日逝去。(ポレポレ東中野のページより引用)