『ロラン・バルト 最後の風景』

論系の芳川泰久先生が、堀千晶さんと共同でジャン=ピエール・リシャール著『ロラン・バルト 最後の風景』(水声社刊)を翻訳されました。『詩と深さ』『マラルメの想像的宇宙』などで著名なリシャールのバルト論に興味のある方は、論系室にも置いてありますので手にとってみてください(堀さんによる「見ること、触れること、漂うこと―リシャールという新たな批評の風景」というリシャールの解説つき)。

ロラン・バルト最後の風景 (批評の小径)

ロラン・バルト最後の風景 (批評の小径)

マラルメの想像的宇宙

マラルメの想像的宇宙

詩と深さ (リシャール著作集)

詩と深さ (リシャール著作集)

芸術家において、希少なもの――間を空けられたもの、散種されたもの、簡潔なもの――は、力強さの鍵そのもの、意味の力や強度の鍵そのものであるだろう。(p.38)