堀田善衛展 スタジオジブリが描く乱世。

堀田善衛展

横浜の神奈川近代文学館では、「堀田善衛展 スタジオジブリが描く乱世。」として作家・堀田善衛に関する展覧会が開催されています。

 作家・堀田善衞は、「広場の孤独」「漢奸」ほかの作品で1951年度下半期の芥川賞を受賞、以後世界中の戦乱・争乱の渦中における人間を冷静にみつめ、国家や宗教と人間の自由や自立をテーマとした多くの作品を発表しました。 神奈川近代文学館では、堀田とその御遺族から資料の寄贈を受け「堀田善衞文庫」として保存しています。 本展は、「乱世」をキーワードとして2部構成で展開。 堀田の作品からさまざまな刺激を受けてきたスタジオジブリがアニメーション映画化を試みるイメージ展示と、原稿、書簡などによって作品の背景を紹介する文学展示で構成し、その力強いメッセージを広い世代にアピールするものです。

ジブリ宮崎駿監督らと堀田善衛は交流があったとのことで、こんな本も出ています↓

時代の風音 (朝日文芸文庫)

時代の風音 (朝日文芸文庫)

追記:『すばる』11月号には「堀田善衛 上海日記」として、太平洋戦争終結前後の時期に上海にいた堀田の日記が掲載されています。宮崎吾郎氏のインタビューも併載。
すばる 2008年 11月号 [雑誌]

すばる 2008年 11月号 [雑誌]